Memento

〜 環境の不思議 〜
      「蛙をなめるとタバコをやめられる?」
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エクアドル産の毒蛙が敵から身を守るための毒性物質にエピバチジンが
あり、猛毒であると同時に強い鎮痛作用もあります。先住民達はこのこ
とを古くから知っていて、生活に利用していたようです。このエピバチ
ジンなる物質、有機塩素化合物ですが正真正銘の天然物です。ただし、
一匹の蛙の皮膚から0.1mgしかとれません。幸い実験室で簡単に作
れるものですからいろいろ実験を行ったようで、真偽はわかりませんが、
その驚異的な鎮痛作用の実験で、野蛮なことにエピバチジンを投与した
ラットをホットプレートに乗せたそうです。本来なら熱がって飛び上が
るところですが、なんとたった5μg投与されたラットは平気な顔で、
不動のまま黒こげになったとのことです。そしてエピバチジンがどのレ
セプターにくっついたのか調べてみると、痛みレセプターではなく、ニ
コチンのレセプターだったというのです。さらにエピバチジンはニコチ
ンよりずっと強く結合するとのことです。
ということは、エピバチジンはニコチンと同じ作用をずっと強力に発揮
する可能性があるかもしれないとのことです。つまり、タバコを吸うと
吸収されたニコチンは脳にドーパミンを増やしていますが(代償を伴い
ますが)、エピバチジンは同じ効果を、ずっと安全な形で発揮するかもし
れない可能性を秘めている新たな天然物質といえます。

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